EAR規制の概要

◆EARで規制される物

 ・米国内にあるEAR規制対象品目(貨物・ソフトウェア・技術)

  1. 米国からの輸出

  2. 米国からのみなし輸出・・・米国内で外国人に渡すこと

  *米国の範囲は米国のForeign Trade Zone(保税エリア)及び intransit です。

  (米港を経由して第三国向けで積替の有無は問わない)

 

 ・米国外にある品目に対するEAR規制

  1. 米国から輸入したEAR対象品目をそのまま再輸出・再移転すること。

  2. 米国から輸入したEAR対象品目を一定以上含む外国製製品で最終製品が

   EAR対象品目にあたるものの輸出・移転。

   この一定の比率はDe Minimisルールとして決められています。

  3. EAR規制対象の米国原産技術を使って作ったものでEAR対象品目に

   あたるものの輸出・移転。(直接製品1)

  4. 特定のEAR規制対象の米国原産技術を使って作った生産設備を用いて

   作ったもので特定の仕向のものの輸出・移転。(直接製品2)

 

◆EAR規制品目と仕向け地

 ・仕向け地ごとの規制品目はCommerce Control ListとCommerce Country Chart

  を使って調べます。

        日本の場合はリスト規制品(別表第一の1~15の項)は全地域向けに

   輸出許可が必要ですが、米国の場合は異なります。

   カナダ向けには生物化学兵器・火器以外は規制されていません。

   また、米国の輸出規制には国際レジーム等で決められたもの以外に独自に

   規制している品目があり、主にテロ支援国向けに禁止されています。

 ・Commerce Control List

   このリストは9つのカテゴリーに分けられた品目と、

     その品目が規制されている理由、許可例外などが書かれています。

 ・Commerce Country Chart

   このリストには国ごとに輸出などが規制されている理由が書かれています。

 

◆Commerce Control Listの例

 下記の4A003 bは非常に高速のコンピュータです。

 NSコラム1、 NSコラム2、CCコラム1で規制されています。 

◆Commerce Country Chartの例

 下記のチャートでNSコラム1、 NSコラム2、CCコラム1にXがある場合は

 輸出許可が必要になります。

 (実際はNSコラム1はカナダ以外のすべての国です。)

それでは次の章でCommerce Control List(CCL)と

Commerce Country Chart(CCC)の中身について見ていきましょう。