機微とは

良く”心の機微に触れる”などの表現を見かけると思いますが、この場合の機微は表面からは判りにくい繊細な変化を意味しています。

安全保障貿易関係の法令ではいわゆる提出書類通達(正式名称:輸出許可・役務取引許可・特定記録媒体等輸出等許可申請に係る提出書類及び注意事項等について)

の中の”別記2 誓約書の記載要領”に”輸出する貨物等によって又はこれを用いて製造した貨物等が機微な製品”との表記があります。

また、マトリクス表の15の項は”機微製品”との表記があります。

この15の項の貨物は国際レジームの項で述べたようにワッセナーアレンジメントの

Very sensitive listに対応しています。ウェブスター辞典ではsensitiveは

a: concerned with highly classified government information or involving  discretionary authority over important policy matters

b: calling for tact, care, or caution in treatment とあり、

取り扱いに注意が必要なものと考えて良さそうです。

なお、経産省発行の「安全保障貿易に係る機微技術管理ガイダンス(大学・研究機関用)」第三版の英語版には”security-sensitive”という表記があり、ケンブリッジ大学の研究戦略局には”may include anything which could be interpreted as promoting, endorsing or planning terrorism, radicalisation, or extremism. ”という記載があります。